「あなたって素敵!」を言葉以外で伝える方法

育児
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突然ですが夫は口下手で、子ども達にも言葉で伝えるのは苦手
子どもが「見てみて~」と言って何かを見せても「うん」とか「お~」と答えるのが精一杯。とても子ども想いの優しい人なだけに、おせっかいな私はその愛情が子どもには伝わりづらいのがもったいない!と思ってしまいます。
もちろん子どもは大人が思う以上にしっかり感じ取っているのも事実。でも言葉や態度でダイレクトに伝えないと伝わらないのもまた事実だと思うのです。
どうにか言葉以外に(手紙なども苦手なので)夫の愛情を伝える方法がないかなぁと考えていたとき、ある出来事を思い出しました。

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「あなたのことを見ているよ、あなたって素敵!」の言葉の代わりに

自分に自信がもてず引っ込み思案だったある女の子。先生はその女の子に自信をつけたいと思っていました。そこで先生は、その子なりに丁寧に描いていた絵を額縁にいれて廊下に飾りました。その絵に名前は書いていなかったのですが、その子は自分の絵だとすぐに気づき、周りにも自分の絵だとは言わないもののそこを通るたびにニコニコしていました。きっと先生から「認められている」と感じていたのだと思います。この一件で突然自信がついたわけではありませんが、そばで見ていてもそれは確実にその子の自信につながったと感じたできごとでした。

その出来事を思い出した私は夫に、娘が夫にプレゼントしてくれた絵を飾ってみようと提案してみました。そうと決まればスピード勝負!今認めてほしい事を1週間後に認めてあげては効果も半減です。夫はその日に100均一で額を買ってきて、家にあった折り紙を背景にいれて飾ってくれました。
ここでも口下手な夫は何も言わず、ただリビングに飾っておいたのですが、それを見つけた娘は大喜び!
「うわぁ!私の絵、もっと素敵(になった)!!」
もちろん娘が描いた絵は芸術的だとかとても上手な絵ではないし(苦笑)、本当は絵が引き立つように背景を考えるべきだろうし、一般的にはなぜこれを飾っているの?という絵なのですが、今の我が家にはとっても飾る意味のある絵でした。

自己肯定感のある子どもになってほしい、そのために・・・

近年、育児書などでは「自己肯定感を育てよう」といった趣旨の話が多く語られています。私自身、先生をしていた頃は「自己肯定感を高めるために」ということを念頭において保育をしていましたが、これが育児となると難しい!できてもいないことから無理やり褒めてみるのもなんだか違うし、叱ってばかりだと自己肯定感なんて育つのだろうか?と模索しながら育児をしています。そんな中、こういう受け止め方も子供たちにはとても響くし、そういう体験が自己肯定感を育てることに繋がるのだろうなと感じた出来事でした。そして私は夫とは反対に言葉でなにもかも伝えようとしてしまっていたな、と反省しました。言葉で伝えることはもちろん大事ですが、気持ちを伝えるための言葉ではなく、その場をやりすごす言葉になっていたのなら、いくら褒めても認めても子どもには響かないんですよね。(それを感じ取ってか母の言葉を時々スルーし始めた娘・・・至急私が改善せねば!)あぁやっぱり子育てって難しい・・・。