元幼稚園教諭が教える!家でやるべき入園準備とは?

育児
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もうすぐ入園・入学の季節ですね。
息子は母から離れることがとても苦手で、上の子の説明会のときには学校内の託児に預けたにもかかわらず5分で母の元にもどされたというつわもの。
いろんな方に「もうすぐ幼稚園だね~」と声をかけられるていた時期でも「いかないもん」の一点張りでした。
逆にとても張り切ってしまって今にも線が切れてしまいそうなほどに気負ってしまう子どももいますよね。
そんな不安定な子どもの様子に心配しておられる保護者も多いのではないでしょうか?

今回は少しでも早く園に慣れられるように、家でできることをシェアしたいと思います。

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靴の脱ぎ履きできるかな!?

出かけるとき、モタモタしているとつい履かせてしまっていた靴。
登園してまずすることは靴の履き替えです。
ただでさえドキドキしているのに靴の履き替えがスムーズにいかないと「できない!」とショックを受け、つまずいてしまうことがあります。
些細なことですが、園に入る第一歩が不安にならないように、家でも意識して脱ぎ履きをして、靴箱に入れる(もしくは決まったところにもどす)習慣をつけていくといいですね!

ボタンできるかな!?

制服などを着て登園する園も多いのではないでしょうか?
我が子の通う園ではボタンのある園服を着て登園し、登園後は体操服で過ごします。
そこで困る子が多いのはやっぱりボタン!
新しい場所で緊張しているとなおのこと上手くいかず、泣き出す子どももしばしば。家でも練習しておきたいことの一つです。
といってもボタンのあるシャツではボタンが小さすぎて練習するには不向きです。
そこで我が家が愛用していたのはボタンつきのパジャマ
ボタンごとにボタンの色と穴の色が異なっていて練習にぴったり。
お風呂上りに部屋を暖かくしておいて、毎晩のんびり練習しておきましょう。

 

トイレはできるかな!?

幼稚園や保育園では入園後はクラスみんなでトイレに行く時間を設けているところが多いと思います。
上の娘はトイレトレーニングはしていたものの、体の発育が遅く、入園時まだまだ自分でトイレに行けず、おもらししていました。
先生方もそのあたりはよく分かってくださっているので、焦らずトイレトレーニングを続けて大丈夫。
そんな子どもでもトイレがばっちりな子も、トイレに関して家で練習しておきたいのは、トイレに行ってから自分でズボンをおろしたり拭いたりできるかどうか。
おもらしに関しては、入園前には今までできていた子どもも緊張からおもらしが増えたり・・・といったこともあるのでおおらかに対処しながら、トイレ内での行動は自分でできるように一緒に練習しましょう。
そして園のトイレは子ども用サイズに作られていて、家との違いに戸惑い園ではできない子もいます。
もしお出かけ先で子供用トイレがあれば積極的に利用しておくとなおいいですね♪

食事はできるかな!?

お家では甘えて「食べさせて~」という子もいるのではないでしょうか。
息子もそうでした(苦笑)
入園前にこれで大丈夫なのか・・・と思いつつ、実は食べさせていることは心配していませんでした。
なぜならきっと一人なら食べられるから。
今は甘えているだけで、食べられないから食べさせてもらっているのではないからです。
では食事に関して家でやっておくといいことは、園で使うお箸やスプーンなどに慣れておくこと
入園の際に新しいものを揃えるご家庭も多いと思いますが、新しい場所で新しいものを使うというのは、子どもにとってはドキドキするものが多い状態。
できれば、新しい場所で使い慣れたものを使うことが子どもの負担を減らすと思います。
園によってもっていくものも違うと思いますが、入園前に、〈園で使うスプーンやお箸でお昼ご飯を食べてみる〉〈お茶も水筒を使ってみる〉などしておくとお箸ケースや水筒、お弁当袋の開け閉めなど、我が子の苦手が見えてきて一緒に練習しておけると思います♪

入園から年中くらいまでは保冷な上に軽いこちらをリピート↓

「困ってるから助けて!」って言えるかな!?

最後に、先生をしていた私が一番しておいたほうがいいなと思うことは、困ったときに泣いているだけ(泣くこともできない子どももいますが)でなく自分から「手伝って」「助けて」が誰かに言えること
これは入園時だけでなく、大きくなってもつけておきたい力のひとつです。

園は集団生活を学ぶ場です。
先生は一人ひとりのことをよく見るように努力しますが、時として目が届かない場面があるのも事実です。
そのときに先生や友達に「困った!」と言えるということは、集団や社会の中で過ごす上でとても大事なことだと思います。
家でも子どもが困っていても、あえてこちらからは声をかけずこっそり様子を見守り、言いにこれたら「言ってくれたから、お母さん、〇〇くんの困ってることが分かったから手伝ってあげられたよ」と大いに認め、言いにこれなくても寄り添いながらなるべく自分の言葉で話せるよう意識して関わっていけるといいですね。

以上、お家でできる入園準備のお話でした。

 

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